スピードスケート高木美帆 姉・菜那に初めて「勝ちたい」と思った瞬間
と、話している。
ソチ五輪落選は、美帆にとって初めての挫折だった。しかし、彼女はそれを力に変え、さらに大きく成長している。
平昌五輪代表選考会では、1,000m2位、1,500mと3,000m優勝と、圧倒的な強さを見せた。1,500mでは、国内最高、リンク記録も出している。
「内に秘めるタイプだった美帆が、今季は『最高の舞台で、最高のガッツポーズがしたい』と答えているのを聞き、ずいぶん闘争心を出すようになったなと感じました」
姉妹の父・愛徳さん(60)はそう目を細める。
「『いい色のメダルを狙う』とも話していて。そんなことを言うのは菜那で、美帆のタイプじゃないんですけどね。
姉妹それぞれ微妙に足りない部分を、姉妹で補い合って、成長してくれたらいいですね」(愛徳さん)