スピードスケート高木美帆目指す”先輩”小平との金メダル
(写真:アフロ)
開幕直前の平昌五輪。今大会でも、要注目のヒロイン候補がたくさんいる。彼女たちが世界でトップをうかがう選手になるまでには、お互いを高め合う相手が欠かせなかった。その関係性はさまざまだが、本番では、アスリートのライバル物語が新たに生まれることだろう――。
「平昌から東京へ。未来への希望となれるよう、チームジャパン一丸となり精進します」
日本選手団主将として、全競技の選手を代表して結団式であいさつしたのは、’10年バンクーバー五輪スピードスケート団体パシュート銅メダル、1,000mの世界記録保持者で、平昌では500mと1,000m、1,500mに出場する小平奈緒(31)。短距離の金メダル有力候補だ。
今五輪ではスピードスケートでもう1人、金メダルの有力候補がいる。
1,000m、1,500m、3,000m、新種目のマススタート、団体パシュートに出場する高木美帆(23)だ。
’94年リレハンメル五輪500m銅メダリストで現・衆議院議員の堀井学さんが、2人の関係性についてこう話す。
「選手団の主将になったように、小平選手はチームジャパンのリーダー。