10年で4割が返ってくる!?“株主優待主婦”がおいしい株
「銀行に10年預けても、利子が低すぎてちっとも増えない。でも株主優待のある会社の株(以下・優待株)を決められた株数以上買えば、食事優待券やクオカードなど、いろいろもらえるし、配当もある。優待で浮いた生活費を貯蓄に回せば、お金は増えるし、とてもお得!やらなきゃ損ですよ」
そう熱く語るのは、15年間で200銘柄まで優待株を増やし、株主優待生活をおう歌している優待投資家のかすみちゃんさん。いま大手銀行の利子は年0.001%と雀の涙。預けていてもなかなか増えないご時世に、優待と配当を合わせて年4%の利益(利回り)を受け取っているとか。
「優待をもらうと、お金を使う機会が減るんです。その浮いたお金をためて少しずつ買い足し、“雪だるま方式”で優待株を増やしました。もし株価が下がっても、利益が年に4%あれば、10年間保有で4割返ってくる計算です」(かすみちゃんさん)
うまくいけば、優待目的で買った株がどんどん値上がりし、大きな利益になることも。
「飲食店を運営している『コロワイド』という会社は、年4回1万円分の優待ポイントがもらえるのですが、この数年間で株価が上がり、50万円の利益も出ました!反対に失敗談は、外食チェーン店のタスコシステムが倒産して、預けていた20万円がゼロになったこと。