くらし情報『14歳で進路を選択! 息子の将来を考える会(辻仁成「ムスコ飯」エッセイ)』

14歳で進路を選択! 息子の将来を考える会(辻仁成「ムスコ飯」エッセイ)

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14歳の息子が大学進学へむけて動き始めました。というのも息子の学校では、中学4年の時(日本の中3にあたります)に文系か理系か経済系か、進路を選択しないとなりません。高校卒業時に大学入学資格を得るためのバカロレアという試験があり、このタイミングで早くも大学での専攻を決める必要があるのです。

そこで数少ないパリの友人、ファッションデザイナーの佐藤康司氏を呼び出し、息子の将来を考える会を開きました。これはとっても有意義でした。まず、14歳で未来を選択することの難しさについて話をし、それでも今決めないとならないのがフランスのやり方ならみんな同じ条件だから仕方ないなということになって、とりあえず息子の考えを2人で聞くことになりました。すると、息子は自分なりの考えをすでに持っていたのです。「文系だと就職が難しい。
理系は数学が苦手だからやっぱ難しい。でも経済系ならば文系と理系のちょうど間だし、僕は語学も得意。就職にも有利だから、ここにする」もちろん大人2人に異論はありません。

それから佐藤氏が自分の経験を語りだしました。大学卒業後一度サラリーマンになったが夢を捨てきれず、フランスに渡りデザイナーを目指しました。

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