「ジャパネットたかた」にいちばん売れたアイテム聞いてみた
「店頭に陳列されていてもピンとこない商品の性能が、実演で“視覚化”されることがキモです。“ワンプッシュで瞬く間に水切り完了!”とか“2秒でたまねぎのみじん切りができちゃう!”といった“マジック”を目の当たりにすると、私のようなぶきっちょ主婦は『朝のお弁当のために、買うしかない!』となる。この感動が大きいモノは、失敗も少ないです。逆に感動が小さい商品は、買う必要がないモノ。実際、使わないことが多いですね」
そう話すのは通販評論家で有限会社スタイルビズ代表・村山らむねさん。多忙だったメーカー勤務時代に通販に目覚め、嫁入り道具は全て通販商品だったほどの筋金入り。現在も食品を中心に1カ月に10点ほど、5万〜10万円も買うそう。
テレビ通販で重要なのが、画面で商品を紹介する「キャスト」の存在だ。
業界売上高第2位の「QVCジャパン」は保阪尚希やアンミカといったタレント主義。同3位の「ジャパネットたかた」は自社の社長や専務が「顔」だ。同1位の「ショップチャンネル」