本橋麻里が支えたカー娘「そだね~」に込められた”強さの秘密”
(写真:アフロ)
2月24日、イギリスとの3位決定戦に臨んだカーリング女子日本代表「LS北見」(以下LS)。5-3で勝利をおさめ、銅メダルを獲得。カーリングでの五輪メダル獲得は、日本で男女通じて初めてだ。
司令塔・スキップを務める藤澤五月(26)を’15年にLSにスカウトしたのは、主将を務めた本橋麻里(31)。そのチームを本橋が常に支えてきたと語るのは、本橋の所属会社「NTTLS」の元マネジメント担当・近藤学さん。
「女子カーリング選手の“脂の乗った時期”は、25歳から30代前半だと思います。本橋もその時期を迎えようとしていました。でもLSにはマネジャーもいなかったし、ほとんどのメンバーは彼女の年下。
本橋自身がスタッフとして遠征の報告書、レンタカーの手配、買い出しという雑務もこなしてきたんです」(前出・近藤さん)
本橋は今大会、主将という立場にありながら、控えに。試合中はコーチとともに藤澤らを見守り、インターバルでは的確なアドバイスと叱咤激励をした。その姿勢には、本橋の“変化”が表れていると近藤さんは続ける。