くらし情報『荒木大輔「清宮へ」“先輩”だから言えること』

荒木大輔「清宮へ」“先輩”だから言えること

そのことに触れると、荒木さんはこう言って、照れた。

「いやぁ、年齢的には親子ですからね。彼のお父さん(克幸さん・50)は僕より年下ですからね。清宮からしたら、僕はその辺にいるオッサンじゃないですかね」

これまでも早実野球部のOB会で、挨拶程度だが、顔を合わせることがあったという。

「ちょっとフランクな感じですよ。清宮のほうも緊張して、縮こまってということはない。僕らが、王さんや長嶋さんの前に出たときとは感覚が違うんです。王さんも早実ですけど、さすがに王さんの前では、僕らも手が下のほうにスッと伸びますからね(笑)」

これから清宮は荒木さんが生きてきたプロ野球人生を、一から歩んでいくことになる。


「彼に対しては、プロ野球に慣れてくれればいいなという感じです。最初からポンポン打てればいいけれど、まずは、しっかりと慣れていくことで、のちに、強くなってほしいという思いがあるんだよね」

2月17日、アリゾナ・キャンプを終えた1軍とファームが合流し、かいぎんスタジアム国頭で紅白戦が行われた。紅軍で出場する清宮を目当てに、国頭村の球場に詰めかけたファンは約1,400人。

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