小池百合子都知事 日本の“未婚率”に「制度が実態と合っていない」
「結婚すると女性は、(夫から)『奥さん』や『家内』なんて呼ばれていましたが、すでに結婚してもバリバリ働く時代。もう“外さん”ですよね。最近、若い世代は、『うちの妻』と言う人が増えているんですよ。実態も意識も変化しているなら、結婚しやすい環境にするために、制度も変えていかないと」
そうマイク越しに語ったのは、鮮やかな紫のスカートスーツに、上品で重量感のあるゴールドのアクセサリーをプラスしたファッションで現れた小池百合子都知事(65)。
2月20日、東京都が主宰する「小池知事と語る東京フォーラム」が都庁の大会議場で行われた。テーマは、“結婚”。本誌は同イベントに潜入を決行した。
19時、会場には独身者を中心に200人を超える参加者が集まった。
仕事帰りの若い女性会社員や、40代超とおぼしき男性も多い。舞台上には、小池都知事をはじめ、MCを務める関根勤さん、お笑い芸人のクロちゃん、「婚活」という新語を生んだ社会学者の山田昌弘先生、そして大手婚活総合会社IBJ代表取締役の石坂茂さんらがコメンテーターとして登壇した。