昨年秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(70)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)を刊行したばかりの蛭子が、読者からの相談に答える!
【Q】「姪が中学受験に失敗しました。励ましてあげたいのですが、いい言葉が思いつきません。これでも人を励ますのが苦手。効果的に人を勇気づける言葉があれば教えてください」(ユヅラブさん・51・会社員・千葉県)
【A】「落ち込んだときに欲しいのは、励ましの言葉ではなく1万円札」(蛭子能収)
オレは「がんばれ!」という言葉が好きではありません。競艇場でも「がんばって当ててね」と声をかけられますが、オレは全身全霊を傾けて、舟券を選んでいます。これ以上、どうがんばればいいのかわかりません。たぶん「がんばれ」という人は、ほかにいい言葉がないから、適当に言っているだけだと思うんですよね。
以前、アンガールズの田中(卓志)さんが「ネタがスベって落ち込む」と言っていたから「大丈夫だよ、誰も田中君のことを見ていないから」