「食生活アドバイザー」語る資格のメリット、生活改善効果も
資格といえば、“キャリアアップ”や“昇給”のために取得するもの、と考えている人は多い。しかし、資格はもはや、“いまの仕事”でステップアップするためだけに取るものではなくなってきている。生活のなかで直面する“ピンチ”を解決するヒントになるような、役立つものにあふれている。
「食について知るだけで人生が豊かになるとは、まったく考えてもいませんでした」
そう語るのは、「食生活アドバイザー」の資格を持つ市野由美さん(51)。現在は、野菜を中心にしたヘルシー弁当を販売する株式会社Befardで、スーパーバイザーとレシピ開発をしている食生活の“スペシャリスト”だ。
意外にも市野さんは、かつてIT業界でシステムエンジニアをしていたという。
「長時間労働が当たり前で、睡眠時間は毎日3時間。朝ごはんを食べずに出社して、昼と夜はコンビニのお弁当やサンドイッチ。
そんな生活を20年近く続け、食事にまったく興味がなくなっていました。