【ポップな心霊論】「親父の霊感を目覚めさせた体験」
その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!
【親父の霊感を目覚めさせた体験】
僕よりも断然強い霊感を持つうちの親父ですが、その能力が目覚めたのは30歳を過ぎてからと、結構遅咲きだったといいます。きっかけになったのは、昔お袋と一緒に住んでいた激安物件でのある怖い体験。
引っ越し初日の夜。部屋で寝ていた親父は、外の廊下から聞こえてくるガチャッという音で目を覚ましました。そのときアパートには親父とお袋しか住人がいなかったので、もしや不審者でも入ってきたんじゃないかと思ったそうです。
耳をすましてみると、ドアを開ける音の後に「彼の家じゃない……」という女の人の声が聞こえてきます。しかもドアを開ける音とその声は、徐々にこちらへ近付いてくるんです。