2018年3月16日 16:00
低金利に無利子も…自治体「教育ローン」活用のすすめ
「春めいてきました。お子さんのいるご家庭では、進級・進学の季節ですね。学年が上がるほど『教育費が上がる』『高すぎる』と、お嘆きの声が聞こえてきそうです」
こう話すのは、経済ジャーナリストの荻原博子さん。実際、教育費は高騰している。今50代半ばの人が学生だった40年前と、大学の入学金や授業料などを含む初年度納入金を比べてみると……。
「私立大学では、’78年度は約44万4,000円でしたが、’16年度は約132万円になりました。およそ3倍です。国立大学に至っては、’78年度の約20万4,000円から’16年度には約82万円とおよそ4倍に膨らんでいます(文部科学省)。
いっぽう、国民の平均年収はそれほど増えていません。同じ期間で比べても、’78年は約260万2,000円で、’16年は約421万6,000円。およそ1.6倍の伸びにとどまっています(国税庁)」(荻原さん・以下同)
教育費を貯蓄でまかないきれない場合は教育ローンを検討しよう。
「おおむね低金利なものから、『奨学金』、『国の教育ローン』、『JAバンク(農協)