2018年3月22日 06:00
牛乳も100ml減、いまなぜ食品が小さくなっているのか?
いま、お菓子や缶詰、飲料などの身近な食品の多くが値段が変わらないままサイズが小さくなっている。野菜などの高騰で食材の値段が上がっている昨今、さらにサイズダウンが進むと、これまでの献立を維持することが難しくなってしまう。縮小の実態とその背景を探ってみた。
人気の牛乳「明治おいしい牛乳」は、2年前にパッケージを変更してから容器の横幅が約5mm小さくなり、容器は100ml減って900mlに。同じく明治のブルガリアヨーグルトも、’07年には500gだったのが、いつのまにか100g減。いったいなぜなのだろうか――。
「最後までムダなくおいしく飲んだり、食べたりできる内容量を考えてのことです。牛乳の新容器は注ぎやすく、開封まで空気と触れにくい満量充填ができ、牛乳の香りを閉じ込められます。
容量変更は、利便性やおいしさといった、新しい価値を提供するためなんです」(明治広報担当者)
企業努力の結果、中身が減ったのだという。
赤い格子縞デザインでおなじみのミートソース缶(キユーピー)も、3年前と比べるとひとまわり小さくなっている。