くらし情報『浅野忠信の母 不良少女から母、そして画家に』

浅野忠信の母 不良少女から母、そして画家に

オーディションを経て、お立ち台で踊る「ゴーゴーガール」にも選ばれた。

「当時は花形だったのよ。ゴーゴーガールって。ちょっとしたスター。1カ月、踊ってるだけで30万円とか40万円とか、いいお金にもなった」(順子さん・以下同)

そして同じころ、順子さんは横浜の遊び仲間の1人と恋に落ちる。1歳上の大学生・佐藤幸久さん(68)だ。

「私が19歳のころだったかな。あちらから猛アタックされて、付き合うようになったんだけど。
私自身がちゃらんぽらんな性格だから、結婚するなら彼ぐらい真面目な人のほうがいいかなって」

こうして2人は結婚。順子さん、20歳のときだった。結婚の翌年、21歳で長男を出産。さらに、23歳のとき、次男・忠信さんが誕生した。ぶっ飛んだ10代を卒業した順子さん。結婚後は一転、家庭に入り、長く専業主婦として過ごす。

「私、仕事ってのが苦手なのよ。決まった時間に出社するとか無理、って(笑)。
そもそも飽きっぽいの。(佐藤さんと)離婚した後は仕事もしたよ。だけど、3年と続かないのよ(苦笑)。でも、主婦業だけは23年間、子どもたちが成人するまで、きっちりやりました」

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