くらし情報『浅野忠信の母 不良少女から母、そして画家に』

2018年3月24日 11:00

浅野忠信の母 不良少女から母、そして画家に

 

夫や子どもたちの食事の世話もかいがいしくこなした。それでも服のセンスなど、よその奥さまとは、やはりどこか違っていた。

「結婚したサリーにも忠信と同い年の息子がいたんだけど。話の合うお母さんって、周りには彼女ぐらいしかいなかったな。だってエプロン姿で外なんて絶対歩かなかったからね、2人とも。当時はベルボトムのジーンズにへそ出しってスタイルが主だった。その格好で買い物や、子どもの授業参観も行ってた」

順子さんは43歳のときに、それまで23年間主婦業を続けてきた家を出た。夫だった佐藤さんに好きな女性がいることがわかった。
そこで順子さんは自らが家を出て、そして佐藤さんに「彼女と結婚を考えてるなら、私はいつでも籍抜くよ」と告げた。こうして、44歳で正式に離婚。

順子さんはいま、新たなパートナーと暮らしている。現代アートの芸術家・岩崎永人さん(65)だ。順子さんが個展を開くことになったのは岩崎さんの助言からだという。

「私の絵を一目見て『もっと大きな絵を描けばいいんじゃない?』とか『発表してみたら』と言ってくれた。

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