電気代に教育費増もーー家計を直撃する4月改革に備えよ!
入学式に、始業式……素敵な新生活が始まる4月。だが、始まるのはそれだけではない。新年度が始まる4月は、さまざまな値上げの時期でもある。
「4月から各生保会社が、生命保険料を改訂します。一般的に、死亡したら保険金が支払われる死亡保険の掛金が若干安くなり、医療保険や就業不能保険など、生きているうちに給付される保険は、若干値上がりする傾向にあります」
こう語るのは、生活経済ジャーナリストの柏木理佳さん。そこで4月から負担増する中から公共料金と生活費関連の内訳を柏木さん、そしてファイナンシャルプランナーの加藤梨里さんに解説してもらった。
「2〜3カ月ごとに見直される電気、ガス料金ですが、4月に値上げがあります。電力大手10社は、3月と比べ標準的に電気を使う家庭で、月に25〜70円を値上げすると発表しました。
火力発電の燃料となる原油や液化天然ガスの高騰が要因です。同様にガスも、4月から月35〜45円程度の値上げをする見通しです」(柏木さん)
水道料金も値上がり傾向にあるという。
「全国各地で、水道管の老朽化が問題になっています。