SNSが入り口に…“知り合いもどき”に泣かされた人実例集
どこかで会ったような気がするゆるい知り合いが増える、春の新生活。そんなつながりに付け込んで、SNSを通して悪さをしようとする人が近づいている――。
「4月は新年度の始まりで、学校や仕事、引っ越しなど、多くの人が新しい環境を迎える時期でもあります。フェイスブック(以下FB)やインスタグラム、LINEなどのSNSツールを通じて誰かと知り合ったり『お友達』になることも増える時期ですので、『悪質な勧誘』や『危険』がいっぱい潜んでいます」
こう話すのは、SNS上でのトラブルとその対策に詳しい、ITセキュリティ専門家の守屋英一さん。“知り合ったばかりの人”が急に増えるこの時期、たとえば《あの店に私もよく通っていました》《同じ教室に通っています》などの言葉で友達申請が来ると、知り合いなのか、知らない人なのかの境界線がわからなくなりがち。そんな“知り合いもどき”が増えるので注意が必要だという。
「『どこかで会ったことのある人だ』と錯覚すると申請を許可するハードルが下がります。SNSは共通の友人や趣味などでつながることができる半面、さまざまな“危険な下心”であふれています」