百恵さんが人知れず続けていた「義父母への献身介護」12年間
友和と百恵さんが東京郊外に家を建てたのは88年。当初、百恵さんの母・正子さんと妹が同居していたが、89年に正子さんが早逝。妹も独立して行った。90年代半ばになって、三浦夫妻は正子さんたちが使っていた部屋を二世帯住宅に改築し、清里のペンションをひろ子さんに任せて引退した両親を迎えている。
「篠塚も若くして両親を亡くしていますし、百恵のところもそうですからね。2人とも、うちの両親を中心に動いてくれる。それで両家(三浦家と篠塚家)がまとまっている。だから、両親は本当に幸せです」
ひろ子さんがしみじみと言った。
そして06年、本誌は百恵さんが義父母のために介護の勉強を始めたことを報じた。以来12年間、百恵さんは同居する義父母を献身的に介護してきたのだ。
「両親にとっても、百恵は私以上に娘らしいんじゃないですか。私以上に、両親のことを知っていますしね。薬や病院のことなどは私にはわからないけれど、百恵は全部わかっています。定期的に行く病院も百恵が付き添って、車で連れて行ってくれています。百恵がいてくれて、本当に安心。家族みんな、助かっているんです」