2018年4月15日 06:00
大桃美代子「失明の危険」訪れた更年期、韓国留学が見せた新世界
そのときに、ストレスが想像以上に健康によくないことを知りました。ずっと仕事人間だったこともあり、やる気が出なくなって以来『私はダメな人間なの?』と自分を責め続けていたんです。でも、それがまたストレスになっていたんでしょう。『もっと自分を許してあげよう』『自由にしてあげよう』と思うようになりました」
大桃さんが、そう思えるきっかけになったのは、仕事以外の「別世界」だった。
その1つが日韓交流。大桃さんは、観光大使を務めるほどの韓国通。もともとはある番組で韓流ドラマ紹介を担当していたことから、韓流のエキスパートとしてさまざまな仕事をこなし、40歳で韓国に語学留学した経験の持ち主だ。いまでも年に10回は韓国に渡航。
ブログなどで、韓国の魅力や最新情報を発信し続けている。
「留学先では、国籍も性別も年代も関係なく、たくさんの友達ができました。それがすごく新鮮で、面白くて。新しい世界が広がったことで、つらいときも救われた部分がありました。その恩返しですね」
もう1つ、大切なライフワークが「農業」。故郷の新潟で中越地震が起きたあと、復興のために始めたこちらも、もう10年になる。