2018年4月19日 11:00
キャンディ・キャンディ作者が4年ぶり連載「最後の作品に」
「私は今年で漫画家としてデビュー50周年。女性自身さんも今年創刊60周年を迎えるとあって、記念に何かできたらうれしいなと思っていました。そこに届いた原作が本当に面白くって。芸能界や梨園の表と裏、政治、財界、夜の銀座からハリウッドまで登場するスケールの大きさと華やかさ。私が少女時代に夢中になって読んだ漫画そのものでした」
そう語るのは、漫画界の巨匠・いがらしゆみこ氏。名作『キャンディ・キャンディ』から39年。4月24日より女性自身で、4年ぶりとなる週刊連載『エレクトラ!〜罪深き聖女たち』を始めるのだ。
物語は、学生時代の同級生だった女優2人と社長令嬢が織り成す“華やかな復讐劇”。
主人公は行方不明になっていた天才子役・遠山エレナ(30)で、親友の松ヶ枝薫子(30)が主演女優賞を受賞した映画賞の授賞式から始まる。
「初めて原作を一読した際、勝手に右手が主人公のエレナを描き始めていたんです」
そう目をキラキラ輝かせるいがらし氏の姿は、デビューした17歳当時の少女そのもの。だがなぜ50周年記念作品の連載を漫画誌ではなく、週刊誌で発表することになったのか。