2018年4月20日 16:00
羽生結弦に追い風!6月ルール改正にみる五輪3連覇の可能性
4月13日の12時すぎ、東京・調布市にある「武蔵野の森総合スポーツプラザ」の駐車場に1台のワンボックスカーが止まった。中から出てきたのは、羽生結弦(23)。自身がプロデュースするアイスショー『Continues‐with Wings‐』に出演するため、会場入りした。
開演時間は18時にもかかわらず、6時間前に姿を見せた羽生。黒いTシャツに黒のパンツというラフなスタイル。まだ寝起きなのか、髪もピンと立っている。それでも瞳の奥には、五輪後初となる公演への強い決意がうかがえる。そこには、理由があった。
6時間後に行われたアイスショーで、ある“サプライズ”が待っていたのだ。
日本スケート連盟が先月行った発表によると、羽生はリハビリの真っただ中。右足関節外側靱帯と腓骨筋腱損傷と診断され、約2週間の安静と3カ月のリハビリ加療が必要とされていた。そのためアイスショーはトークでの参加が想定されていたが、終盤になんと羽生はスケート靴をはいてリンクへ登場。平昌五輪以来47日ぶりとなる滑りを見せたのだった。
ジャンプこそなかったものの、「ロシアより愛をこめて」