YouTubeで会える息子の“お兄ちゃん”!(辻仁成「ムスコ飯」エッセイ)
毎晩の楽しみは息子と夕飯を食べながら一緒にYouTubeを観ることです。なかでもハマっているのが「フィッシャーズ」の動画。ご存知ですか?フィッシャーズ!日本の7人組のユーチューバーグループです。現在23歳の彼らは幼馴染みなのでしょう、めっちゃ仲良しなんです。仲間と一緒に元気よく生きる彼らの姿に強い感動を覚えます。14歳の息子にとっては憧れの先輩であり、お兄ちゃんのような存在です。思いやりがあり、悪口を言わず、いつも一緒に冒険をして、助け合い、支えあって、馬鹿をやる。
リーダーのシルクロードこと「シルク」はめっちゃ頭のいいMCです。
そして性格や育ちの良さがにじみ出ており、彼の強いリーダーシップが間違いなくフィッシャーズの核ですね。くだらない内容の日もあるんですが、時々、へ〜っと唸るような冒険動画を作ったりします。アマゾンでのロケはまさに現代の子供たちが失った冒険心を煽る力作でした。力作といってもフィッシャーズ、肩の力抜けまくっており、世界中どこにいても変わらぬその素直さに心打たれます。「モトキ」は緩和剤的存在で、クラスに必要な優しいキーパーソン、笑顔がほっとします。