近藤「今日はすごく楽しみにしてきました。蛭子さんの漫画も読んでいますが、最近はエッセイも好き。(本誌連載をまとめた)『蛭子能収のゆるゆる人生相談』も『笑われる勇気』もすごく面白かったです」
蛭子「相談の回答が、すべて金で解決すると思っているんですが、それを言うと怒られるから、テキトーに答えています」
人生の紆余曲折を経て、今年50歳を迎えるアナウンサー・近藤サトさん(49)。意外にも「蛭子さんの大ファン」ということで、本誌が対談の場をセッティング。「人生で大切なのは自由とお金」と言い切る蛭子能収さん(70)との異色の対談が実現した!
近藤「結婚して、子育てしながらも、これまでずっと仕事を続けてきて、気がつくと今年50歳。いろいろ悩みも出てくるんですよね」
蛭子「その年ごろの女性は、どんなことで悩むんですか?」
近藤「ふとしたときに『自分は何者なのだろうか』と思うことがあるんです。アナウンサーやナレーターという仕事を続けてきましたが、基本的には人が書いた文章を読んでいく仕事。ときに、心から湧き出た言葉で表現できたらいいなと思うんです」