その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!
【僕は絶対、コックリさんには参加しません】
中学生のころ、クラスメートがコックリさんをやっている現場に出くわしたことがあります。放課後、忘れ物に気付いた僕が教室に戻ると、3人の女子がワーキャー騒いでいたんです。
彼女たちはコックリさんを呼び出すことに成功したらしく、10円玉が勝手に動くことにテンションが上がっていたみたいですが、その光景を見た僕は思わずギョッとしてしまいました。
なんと、1人の女子の後ろに、真っ白い顔をした男の子がぼーっと立っていたんです。これまで、いろんなタイプの霊を見てきた僕ですが、あんな不気味な雰囲気を感じたのは後にも先にもあのときだけでした。
その男の子は女子の肩に手を置いていたので、10円玉を動かしていたのは、たぶん彼なんじゃないかと思います。