体操新王者・谷川翔選手 母が語った才能開花の2つのポイント
(写真:アフロ)
「昨年は腰を故障して、あまり結果を残せない状況でした。それがまさか全日本選手権で優勝するなんて、息子本人も『実感がない』と、言っていましたが、家族も驚いています……」
そう語るのは、谷川翔選手(19)の母。4月29日の体操全日本選手権で優勝し、“キング”内村航平(29)の11連覇を阻んだのは順天堂大学2年生の谷川選手だった。
19歳2カ月での優勝は史上最年少記録。体操教室に入会したのは6歳だったというが、谷川選手はそれまでにもいくつもの習い事を経験している。スイミングスクール、和太鼓教室、そして俳優のショー・コスギが主宰していたアクションスクールなどだ。前出の谷川選手の母は言う。
「翔は生後11カ月ごろから、私といっしょにスイミングスクールに通っていました。
育児について心掛けていたこともいくつかあり、その1つが、子供たちがやりたいと思うことの選択肢を広げてあげることでした。本人次第ということでしょうか、まずは向いていそうで望むことを何でも経験させて、そのなかから彼らが続けるものを選んでくれればと考えたのです」