くらし情報『由紀さおり 離婚、紅白落選……挫折を乗り越えられた歌への思い』

2018年5月14日 16:00

由紀さおり 離婚、紅白落選……挫折を乗り越えられた歌への思い

帰国後、もう一度、自分の歌探しをしていたときに、妹から共演の話をもちかけられたんです」(祥子さん)

姉妹そろって、見つけた新しい歌。それが、童謡だ。童謡は姉妹の原点でもあった。2人で歌う童謡唱歌は、15分ほどのコーナーだったが、来場者アンケートでも評価が高かった。そこで、ふささんが閃いた。「私のために、2人で童謡のアルバムを作ってちょうだい」。当初、童謡と聞いて「教材なら」と、二の足を踏んだレコード会社を説得したのも、ふささんだ。

「母は東芝EMI(当時)の社長に『私の柩に入れる1枚を作ってください』と直談判して、CDの制作・販売までこぎつけたんです」(由紀さん・以下同)

初めての童謡コンサートは’86年。
CDを会場で手売りするなど、手づくり感満載のコンサートのチケットはまたたく間に完売。大反響だった。

童謡ブームが巻き起こり、由紀さんは、姉妹で紅白に返り咲く。7年目には、アルバム売り上げが100万枚を超え、’95年には、ニューヨークのカーネギーホールでの童謡コンサートも実現した。

童謡で成果を出してからも、由紀さんは新しい自分自身を模索し続けてきた。

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