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新SMS「+メッセージ」登場の背景、LINEとの違いを検証

女性自身
新SMS「+メッセージ」登場の背景、LINEとの違いを検証


 

「NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの3社が始めた新しいSMS『+メッセージ』は、LINEなどのコミュニケーションアプリとほぼ使用方法が同じ。戸惑うことはなさそうです。サービス内容も、LINEやMessengerの機能を“いいとこ取り”しているので、使いやすいですよ」

 

そう話すのは、ITジャーナリストの鈴木明子さん。今月9日からサービスを開始した、携帯電話番号だけでメッセージを交換できる「+メッセージ」をさっそく使っているという。

 

これまでのSMS(ショートメッセージサービス)は、長いテキストや、写真が送れないなど、使い勝手がイマイチだった。しかし、3社が結束してバージョンアップ!これまでSMSでいわれていた不満が解消されたとか。

 

「+メッセージでは文字数が従来の70文字から2,730文字と大幅に増えました。さらに、一度に送信できるファイルの上限は最大100MBもあるので、写真はもちろん動画も簡単に送信できます。
そのほか、音声データ、位置情報、連絡先、ファイルなどを送ることができますよ」

 

すでに購入した端末で使うには、アプリをダウンロードする必要がある。ドコモは「ドコモホームページ」、auは「au Market」、ソフトバンクは「Google Play」からできる。

 

従来のSMSからの変更点は、送れるものが増えただけではない。

 

「SMSは1通メッセージを送るごとに通話料3円が課金されていました。しかし、+メッセージでのやりとりはパケット通信料に含まれるため、利用コストは抑えられます。LINEなどの無料のコミュニケーションアプリが一般的になっている時代、有料なサービスは利用者にとってメリットがありませんよね」

 

それにしても、なぜ今になってこのようなサービスが?鈴木さんはこう語る。

 

「携帯会社はあくまで『SMSをもっと便利に、使いやすく』と打ち出していますが、実際は“通話もチャットもLINEが当たり前”となっている現状を打破したい、という思惑があるのでしょう」
 

でも、機能に新しさはあるの?LINEから“乗り換え”するメリットはどこにあるのだろうか。そこで、+メッセージとLINEの機能を比較。


 

【最大文字数】

+メッセージ:全角2,730文字

LINE:全角1万文字程度

 

【料金】

+メッセージ:無料(パケット通信料)

LINE:無料(パケット通信料)

 

【グループチャット】

+メッセージ:最大100人

LINE:最大500人

 

【送受信できるもの】

+メッセージ:テキスト、絵文字、写真、動画、音声メッセージ、地図情報など

LINE:テキスト、絵文字、写真、動画、音声メッセージ、地図情報など

 

【スタンプ】

+メッセージ:無料・約500種類

LINE:無料・有料1万種類以上

 

【つながる方法】

+メッセージ:電話番号

LINE:電話番号、LINE上で友だちになる

 

【既読機能】

+メッセージ:既読、未読を選べる

LINE:あり

 

【格安スマホは】

+メッセージ:使えない 

LINE:使える

 

「+メッセージは、相手の電話番号さえ知っていればつながることができます。LINEなどはアプリ上でつながる必要があるため、『LINEで友だちになりましょう!』という会話に抵抗がある人もいますよね。職場やPTAなどの付き合いであれば、まずは電話番号を交換するでしょうから、それを知っているだけでテキストや写真を自由にやりとりできるというメリットがあります」

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