「子ども」ではなく高熱で震える「私」を心配してくれたママ友。一生ものの親友になれたきっかけとは?
2人の子を抱え、慣れない土地でワンオペ子育て
(※写真はイメージです)
上の子どもが2歳、下の子が生後3か月のときです。
夫の転勤で、まったく知らない土地に引っ越すことになりました。
転勤と同時に夫はこれまでよりも多忙になり、帰宅は毎日深夜。疲れている中でなにかと頼るのは難しく、実家も義実家も遠方で、育児はほぼ私のワンオペ状態でした。
さらに、上の子はイヤイヤ期の真っただ中。下の子も夜泣きがひどく、私は毎日寝不足と疲れでぐったり。それを吐き出す相手もおらず、疲れと孤独に耐えながら家事・育児をなんとかこなしていました。
公園で初めてのママ友ができるも……
(※写真はイメージです)
そんな生活を半年ほど送っていた頃、その土地で初めて「ママ友」と呼べる友人ができました。同じ公園で頻繁に顔を合わすので、どちらからともなく声をかけるようになったのです。
といっても、公園で会えばおしゃべりし、たまにお互いの家を行き来する程度。
もともと人付き合いがあまり得意でない私はどうしても少し距離をとってしまい……。そのママ友との会話でも、当たり障りのない話がほとんどでした。
39度の高熱で震えが止まらない
(※写真はイメージです)