実の娘のように接してくれた義母が、高齢者施設に入ることに。荷物整理の際、「あなたにあげたいのよ」と私に差し出してきたものは…?
高齢者施設に入ることになった義母からもらったものとは?
(※写真はイメージです)
義父が亡くなり、義父が建てた家にひとりで暮らしていた義母。
お互いの生活のリズムを壊したくないと、義母は私達息子夫婦との同居よりも高齢者施設に入ることを選びました。
すでに母を亡くしていた私にとって、「おかあさん」と呼べる人は義母だけで、お互い実の母娘のように接していました。
ある日、引っ越しのために部屋の整理を手伝っていたとき、義母が「私はもう使わないから」と言って私に差し出した2つの箱。
ひとつの箱にはグレーパールのネックレスとイヤリング、もうひとつには、紫色のガーネットの指輪。パールはお葬式やお通夜に参列する時に身につけていた物、指輪は外出する際、その日の洋服や気分に合わせてはめていた物でした。
「あなたにあげたいのよ」義母の気持ちに感謝
(※写真はイメージです)
どう見ても高価で、義母が大切にしてきた物なので、受け取らないでいると「あなたにあげたいのよ。感謝の気持ちは形にしないと伝わらないからね」と笑い、私に差し出しました。
その気持ちがうれしくて素直に受け取り、今でも大切に使っています。
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※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。
(マイナビ子育て編集部)