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「私が幸せなのは、ママになれたからじゃない」。23歳のママインフルエンサーが語る幸福論が胸を打つ

マイナビ子育て
\YouTube、Instagram、Xなどで発信するクリエイターのママとしての日常/

15歳から動画を撮影して投稿を始め、 SNSクリエイターとして活動してきた佐藤そるとさんの子育てエッセイ。 自身を気まぐれに生きてきた「社会不適合者出身」という彼女が「見た目よりずっと真面目で普通に子育てをする」日常を綴りました。

子育てに奮闘するママにも、ママになることに不安がある人にもおすすめの、読めば心が軽くなる等身大のエッセイです。

今回は「私が幸せなのは「ママになれたから」なのか」を書籍『社会不適合者だった私がママになった話』(KADOKAWA)から抜粋してお届けします。

書籍『社会不適合者だった私がママになった話』

私が幸せなのは「ママになれたから」なのか


ママになってからというもの「幸せそうだね〜」って言われることが増えました。

私のYouTubeにも、「ママになれたから幸せですか?」って質問がいくつも届きます。そんなときに私は、なんとなくモヤモヤした気持ちになるんですよね。

だって、私が幸せなのは「ママになれたから」じゃない。


私が幸せなのは私が私だからであって、ママになれたことが理由ではないから。

子どもがいるともちろん、子どものおかげで感じられる幸せが山ほどあります。

それまでの人生では感じられなかったような、キラキラした喜びを感じられることも増えていきます。かくいう私も、幸せの量が大幅に増えたような気がしています。

だから正直なところ、「ママになれたから幸せ」って思う気持ちは、すごくよく分かるんですよ。

その一方で、「ママになること」をまるで「幸せの条件」のように捉えがちな人がいることに、危うさを感じたりもしています。

そういう考えを持っていると、「子どもがいない今は幸せじゃないけど、ママになりさえすれば幸せになれるはず」って思考に陥るかもしれない。

自分で自分を幸せにしなくても、子どもが自動的にママを幸せにしてくれる。
子どもの存在によって自分の幸せが保証されているはずだって。

裏を返せばそれは「ママにならなければ幸せになれない」っていう解釈にもなりかねなくて、幸せの可能性を狭めることにもなるんじゃないのかな。

実際には、「ママになれたから幸せ」っていう人がたくさんいることは分かっているつもりだし、その幸せの形は決して否定したくない。何を幸せと感じるのかは人によってそれぞれだから。

私が言いたいのは、「幸せの条件」を決めつけないでほしいってこと。

「私が幸せなのは、ママになれたからじゃない」。23歳のママインフルエンサーが語る幸福論が胸を打つ


(佐藤そるとさんInstagramより)

私はこぶしちゃんが1歳くらいになるまで、子育てに対する不安が強すぎるあまり「子どもをかわいいと思えない」っていうつらい状況になっていて。

そんなときにかけられる「幸せそうだね〜」の言葉は、どうしても素直に受け取ることができませんでした。

とはいえ私も、子どもを産むまでは子連れの人に、同じような言葉をかけてしまっていたし、その言葉を好意的に受け取ってもらえることのほうが多いっていうことは実感しているんですけどね。


今となっては私は、こぶしちゃんのことがかわいくて仕方ないし、大きな幸せを感じています。

だけど、私の場合は特にPCOSっていうこともあり、ママになれない可能性だって高かったわけで。

もしもママになれなかった場合、私は幸せになれなかったのかというと、きっとそんなわけはないですよね。

「私はママになれないかもしれない」って落ち込んだときもあったし、奇跡的にママになれたときにはすごく幸せな気持ちになった。

けれど、ママであるかどうかに関わらず、どんな状況においても私は私。

私を幸せにするのは私自身だし、幸せかどうかを決めるのも私自身なんですよ。

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この続きは、ぜひ書籍でご覧ください。

社会不適合者だった私がママになった話

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「私が幸せなのは、ママになれたからじゃない」。23歳のママインフルエンサーが語る幸福論が胸を打つ

※本記事は、『社会不適合者だった私がママになった話』著:佐藤 そると/KADOKAWAより抜粋・再編集して作成しました。

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