当たり前すぎて気づかない意外な理由 こたつの上にみかんを置く“本当のわけ”とは
Q. こたつにみかんが置かれるようになった理由として、もっとも近いのはどれ?
(1)こたつの熱で、みかんが甘くなるから
(2) みかんの香りに、こたつのにおい消し効果があるから
(3) こたつ=動かない生活に合った、合理的な食べ物だから
(4) 昔の家電メーカーがセットで流行らせたから
正解は……
(3)こたつ生活に合った、合理的な食べ物だったから
実は、こたつにみかんがある理由は「味」や「香り」よりも、生活の相性でした。
なぜ“合理的”だったの?
こたつって、一度入ると、「なかなか動かない」「長時間、同じ場所で過ごす」「家族みんなで囲む」そんな特徴がありますよね。
そこで登場するのが、みかん。
・ナイフいらず
・手でむける
・食べかすが散らかりにくい
・取り分けやすい
「動かなくても食べられる」「こたつを汚しにくい」
この相性の良さが、みかんを“定番ポジション”に押し上げました。
「温めると甘くなる」は本当?
「こたつで温めると、みかんが甘くなる」という説をよく聞きますが、正確には“甘くなる”というより、温度で甘味を感じやすくなって「甘くなった」と感じることがあります。
糖分が増えるという意味ではないので、豆知識として覚えておくと◎。
こたつにみかんは、偶然じゃなかった
こたつにみかんが置かれる理由は、冬に手に入りやすかった、保存しやすかった、こたつで食べやすかった、家族で分けやすかった。という、暮らしの中の「ちょうどよさ」。
だから今でも、あの光景を見ると「冬が来たなあ」と感じるのかもしれません。