「多すぎて選べない」時代......動画配信サービス総合満足度調査結果!「DMM TV」が10位から3位へ躍進!
2026年最新調査・動画配信サービス市場の最前線
同調査は、前回(2025年1月)調査に続く定点調査であり、市場全体の利用動向と満足度の変化を継続的に把握することを目的としています。
利用状況・サービス別満足度の変化に加え、今回新たに「ジャンル別充実度」「探している作品の見つかりやすさ」「予期せぬ作品との出会いやすさ」の3項目を新設。従来の満足度評価では可視化できなかった「視聴体験の質」を定量的に示すデータを公表しました。
動画配信サービスの利用経験者は今や8割超、全年代で過半数が現在利用中
動画配信サービスの利用状況(VOD STREAM)/動画配信サービスの利用状況_推移(VOD STREAM)
2025年12月15日〜22日の期間で、18歳〜59歳の男女1,038名を対象に動画配信サービスの利用状況を調査したところ、「現在利用している」と回答したのは全体の70.6%、「過去に利用経験あり」が9.5%で、合計80.1%が動画配信サービスの利用経験を持つことが明らかになりました。
前回調査(2025年1月)の80.8%からほぼ横ばいで推移しており、市場としての成熟が見て取れます。
動画配信サービスの利用状況_年代別(VOD STREAM)
年代別でみると、現在利用中の割合は10代の83.9%を筆頭に、年代が上がるにつれて緩やかに下がる傾向はあるものの、50代でも59.1%と全年代で半数を超えています。
利用経験最多は「Amazonプライム・ビデオ」が4年連続1位
利用したことがある動画配信サービスランキング(VOD STREAM)
利用経験者832名を対象に、これまで使ったことのあるサービスをすべて回答してもらったところ、1位は「Amazonプライム・ビデオ」で555名(66.7%)、2位は「Netflix」で366名(44.0%)、3位は「U-NEXT」で237名(28.5%)という結果でした。
「Amazonプライム・ビデオ」は4年連続で利用経験数トップを維持。
前回調査(※)の60.1%から6.6ポイント上昇しており、首位を維持しながら利用率自体も拡大しています。月額600円(税込)という手頃な料金設定と、「Amazonプライム」会員であれば追加料金なしで利用できる利便性が、幅広い世代への浸透を支えていると考えられます。
※動画配信サービスの利用状況に関する調査【2025年1月】https://vod.app-liv.jp/archive/153810/
利用したことがある動画配信サービスランキング_性年代別(VOD STREAM)
なお、年代・性別のクロス集計では、ほぼ全セグメントで「Amazonプライム・ビデオ」が首位を獲得するなか、女性20代のみ「Netflix」が65.2%と、「Amazonプライム・ビデオ」(64.0%)をわずかに上回りました。
項目別満足度は「DMM TV」が3部門で2位以内に入る躍進
「料金」「オリジナル作品」「使いやすさ」の3項目について5段階評価で満足度を調査した結果、各部門の首位は以下のとおりです。
※非常に満足=5点、満足=4点、普通=3点、不満=2点、非常に不満=1点とし、平均点を算出。
特筆すべきは、3部門すべてで2位以内に入った「DMM TV」です。月額550円(税込)という業界最安水準の料金を維持しながら、人気マンガを実写ドラマ化した話題作や国内バラエティなどオリジナルコンテンツへの積極に投資してきた戦略が、複数の評価軸でユーザーの支持を獲得する結果につながっています。
料金満足度
動画配信サービス比較_料金満足度(VOD STREAM)
料金満足度の首位に輝いたのは「DMM TV」(4.09pt)。
月額550円(税込)という手頃な料金で、アニメ、バラエティ、2.5次元作品・舞台・ミュージカル、ドラマ、映画など幅広くカバーするラインナップが、コスパの高いサービスとして評価されていると考えられます。
2位の「dアニメストア」は月額660円(税込)。アニメ専門の見放題サービスとして、地上波と同時配信される作品や最速配信タイトルを揃えており、「アニメさえ見られればそれでいい」というユーザーからの評価が高い結果となりました。3位の「Amazonプライム・ビデオ」は月額600円(税込)に加え、「Amazonプライム」会員なら追加料金なしで使えることから、引き続き支持されています。
オリジナル番組・作品満足度
動画配信サービス比較_オリジナル番組・作品満足度(VOD STREAM)
オリジナル番組・作品部門の首位は「Netflix」。映画・ドラマにとどまらず、アニメ、バラエティや恋愛リアリティショーまで、幅広いジャンルにわたるオリジナル作品を国内外から継続的に投入してきた積み重ねが評価されています。
2位に選ばれたのは「DMM TV」。前回調査ではTOP5圏外でしたが、今回は「Netflix」に次ぐ2位を獲得。
後発サービスでありながら、近年はオリジナルドラマに注力し、話題作を配信している点がユーザーに着実に評価されてきていることがうかがえます。
3位の「ディズニープラス」は、ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズといったグローバルIPに加え、日本・韓国のオリジナル作品への積極投資という近年の戦略が評価につながっていると考えられます。
アジア市場向けに制作されたオリジナル作品が新たな支持層を獲得しつつあることが、今回の結果にも反映されているとみられます。
使いやすさ
動画配信サービス比較_使いやすさ満足度(VOD STREAM)
使いやすさ部門でも、首位は「Netflix」となりました。視聴速度の調整やOP・EDのスキップ機能は他のサービスでも搭載されていますが、「Netflix」が高く評価される背景には、ユーザーの視聴履歴をもとに「次に見たい作品」を精度高く提案するレコメンド機能にあると考えられます。
2位の「DMM TV」(3.82pt)は、料金・オリジナル作品に続き使いやすさ部門でも高評価を獲得。3部門すべてで2位以内に入った唯一のサービスとなりました。
3位の「U-NEXT」は、見放題作品39万本以上という膨大なラインナップに対し、細かなジャンル分けと充実した検索機能を備えています。
また、映像コンテンツだけでなく電子書籍(雑誌・マンガ・書籍)も同一サービス内で利用できる点は、他のサービスにはない独自の強みといえます。
総合満足度は「Netflix」が2年連続1位、「DMM TV」が前回10位から3位へ
利用経験のある12サービスについて、総合的な満足度を5段階で評価してもらい、満足度スコアを算出しました。総合満足度の上位5サービスは以下のとおりです。
※非常に満足=5点、満足=4点、普通=3点、不満=2点、非常に不満=1点とし、平均点を算出。
動画配信サービス総合満足度ランキング(VOD STREAM)
「Netflix」が2年連続で首位を維持する一方、最大の注目点は「DMM TV」の躍進です。前回10位(3.29pt)から今回3位(3.92pt)へと7ランクアップし、スコア上昇幅0.63ptは全12サービス中最大となりました。
また、前回3位の「Amazonプライム・ビデオ」は4位に後退しましたが、満足度スコアは昨年の3.71ptから3.84ptへと上昇しており、順位後退の背景には他サービスがそれ以上に評価を伸ばしたという競争環境の変化が見られます。
調査全体を俯瞰すると、前回比でほぼ全サービスのスコアが上昇しており、1位「Netflix」から3位「DMM TV」までのスコア差はわずか0.07ptにとどまります。
各社のコンテンツ投資と品質向上が着実に進み、サービス間の競争が一段と激化していることを示す結果といえます。
ジャンル別充実度、韓国ドラマ部門で「Netflix」が圧倒的首位
今回新設したジャンル別充実度の調査では、各サービスの利用経験者に対し、よく観るジャンルにおける作品の充実度を評価してもらいました。
※非常に満足=100点、満足=75点、普通=50点、不満=25点、非常に不満=0点とし、そのジャンルを視聴する有効回答者の平均点(100点満点)を算出。
ジャンル別充実度_韓国ドラマ部門(VOD STREAM)
韓国ドラマ部門で「Netflix」が71.0ptを獲得し、2位の「Amazonプライム・ビデオ」(62.9pt)に約8ptの大差をつけて首位となりました。韓流コンテンツへの注目が引き続き高まるなか、同社のコンテンツ戦略が国内ユーザーの支持を着実に集めていることを示す結果といえます。洋画、邦画、欧米ドラマ、国内ドラマ、バラエティ、恋愛リアリティ、アニメ、子ども向けなど各ジャンルにおける結果は以下のとおりです。
ジャンル別充実度_洋画部門(VOD STREAM)/ジャンル別充実度_邦画部門(VOD STREAM)
ジャンル別充実度_国内ドラマ部門(VOD STREAM)/ジャンル別充実度_バラエティ部門(VOD STREAM)
ジャンル別充実度_アニメ部門(VOD STREAM)/ジャンル別充実度_恋愛リアリティ部門(VOD STREAM)
ニッチな作品の発見率・予期せぬ出会い、両部門で「U-NEXT」が首位
続いて、「ニッチなジャンルの作品を探したとき、期待した作品がどの程度見つかったか」と「予期せずハマった作品や、視聴予定になかった良質な作品をどれくらいの頻度で発見するか」の2項目を調査しました。
※0%=0点、25%未満=25点、50%程度=50点、75%以上=75点、100%=100点として平均スコアを算出。
ニッチな作品と出会えたサービス(VOD STREAM)/予期せずハマった作品と出会えたサービス(VOD STREAM)
調査の結果、「U-NEXT」は両部門で首位を獲得。能動的な検索においても、受動的な発見においても、ユーザーの期待に応えていることが明らかになりました。
出演者や監督などの人名検索だけでなく、各ジャンルの専門家が5,000を超える独自の特集を用意し、テーマに応じた作品を整理・分類して紹介する点などが評価につながっていると考えられます。
「Amazonプライム・ビデオ」は洋画・邦画・アニメ・バラエティなど複数のジャンル別充実度部門で1位を獲得した一方、発見体験の質に関する評価では5位にとどまる結果となりました。
スポーツライブ配信参入で加速する市場競争、各社の動向に注目!
「Netflix」は2026年3月、「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の国内全47試合を独占配信します。前回大会では地上波と「Amazonプライム・ビデオ」が中継を担ったなか、今回は「Netflix」が単独で全試合を包括配信するという市場環境の変化は、動画配信サービスへの関心をさらに高める契機になるでしょう。
スポーツライブ配信という新たな競争軸が加わりつつある動画配信サービス市場において、各社の戦略がユーザーの評価にどう反映されていくか、VOD STREAM編集部では引き続き調査を予定しています。
調査概要
調査期間:2025年12月15日〜12月22日
調査委託先:ジャストシステム
有効回答数:1,038名(うち動画配信サービス利用経験者832名)
調査対象サービス:12サービス(VOD STREAM編集部独自基準で選定)
調査対象:全国の18歳〜59歳の男女1,083人
・性別男性: 549名/女性: 489名合計: 1,038名
・年代10代: 180名/20代: 224名/30代: 214名/40代: 212人/50代: 208人
※アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しています。
合計が100%にならない場合があります。
出典元:VOD STREAM( https://vod.app-liv.jp/archive/155698/ )
ナイル
https://nyle.co.jp/
(マイナビ子育て編集部)