櫻井和寿「皆さんがこのフェスを作ってくれてる」 5年ぶり開催『ap bank fes '23』オフィシャルレポート
7月15日(土)・16日(日)・17日(月・祝) の3日間、5年振りに静岡県掛川市つま恋にて『ap bank fes ’23 ~社会と暮らしと音楽と~』が開催された。ここではそのレポートをお届けする。
5年ぶりにつま恋に『ap bank fes』が帰ってきた。つま恋は『ap bank fes』のホームグラウンドとも言える場所だ。コロナによるパンデミックを挟んで、この5年、世界を取り巻く様々な情勢はより緊迫したものとなっている。そもそも同フェスは環境保全や自然エネルギーの促進など、我々により身近な問題を、音楽を通して実感し考えることをテーマに掲げている。その意味で「社会と暮らしと音楽と」というサブタイトルを新たに付記し、それが自然と受け入れられている状況は、ap bankの発足から20年、フェスも含めたその活動の重要性が増している証拠だと言える。
小林武史(Key)、櫻井和寿(Vo&G) を中心としたBank Bandが登場し、『ap bank fes ʻ23』がスタートした。
オープニングは「よく来たね」。〈今年もいっぱい遊ぼう 笑顔をいっぱいつくろう〉の歌詞が早くも会場を幸福感で満たす。