くらし情報『高橋颯「L自身さえ気づいていない気持ちを、僕が見つけて演じたい」』

2019年9月30日 18:00

高橋颯「L自身さえ気づいていない気持ちを、僕が見つけて演じたい」

高橋颯 撮影/木村直軌

撮影/木村直軌



2020年1月から、3度目の上演がスタートとなる『デスノート THE MUSICAL』。言わずと知れた、国内のみならずアジアを中心に世界各国でブームを巻き起こした、『DEATH NOTE』(原作・大場つぐみ、漫画・小畑健/集英社)が原作だ。今回、高橋颯は、ダークヒーロー・夜神月のライバルにして、不思議な魅力でファンを引き付ける“L”を演じる。感情を全く見せずに、月に勝るとも劣らない頭脳戦を仕掛けるLは、つかみどころが難しく、浮世離れしたキャラクター。過去、名優たちが演じたLを、どう昇華させるのかを訊ねてみた。

「Lってどんな人かと問えば、『頭脳明晰、ポーカーフェイス』というのが一番に来る答えのはず。その通りなんですけど、Lは頭を使うのは上手くとも、心を使うのは下手クソなんじゃないかな。僕はお芝居でLを見せなきゃいけないから、心を使って演じなきゃいけない。
逆にセリフを覚えてしまえば、頭はそんなに使わない(笑)。そういう意味でも、Lの表情には出ない部分を、L役は表現すべきなんです。例えば……Lってね、絶対に目の奥で心が動いているんですけど、自身もそれに気づいていないんです。

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