2023年6月12日 12:00
【おとなの映画ガイド】岡田将生が“残念なイケメン”に!台湾の大ヒット映画を宮藤官九郎脚本・山下敦弘監督の初タッグで日本の味にリメイク──『1秒先の彼』
(C)2023『1秒先の彼』製作委員会
台湾で大ヒットした奇跡のラブファンタジーを、宮藤官九郎があの抜群のセンスで脚本化し、『ハード・コア』の山下敦弘監督がリメイクした。タイトルは『1秒先の彼』。いよいよ7月7日(金) に公開される。何をやってもワンテンポ早くてうまくいかない彼と、何をやってもワンテンポ遅くてうまくいかない彼女、なんだかズレているこの男女に起きた奇妙なできごとと、思いもよらぬ恋の行方を、ちょっぴりコミカルに、なんだか壮大に、描く。実は、時をめぐる深~いイミがあるおとなの映画です。
『1秒先の彼』
あらすじは、こんなふう。
ハジメ(岡田将生)は、子どもの頃から、せっかち。何をやってもいつも1秒早い。
50m走はフライングするし、お笑いをみても人よりワンテンポ早く笑い出す。タイミングがあわないのだ。だから写真も目をつむったものばかり。高校を卒業して郵便局につとめ、配達員になるが、ついたあだなは「ワイルドスピード」。度重なる信号無視とスピード違反で免許停止をくらい、いまは窓口業務の担当だ。恋愛は不得手。せっかちな性格が禍いしてか、例えば職場の新入社員から交際を申し込まれるが、26日間であっさりふられる。