『開館50周年記念 わたしを呼ぶ《アート》』松岡美術館で 古代エジプトの棺からシャガールまで初代館長・松岡清次郎が“呼ばれた”コレクションを公開
「都心の隠れ家」ともいわれる松岡美術館で、開館50周年を記念する展覧会『わたしを呼ぶ《アート》古代エジプトの棺からシャガールまで』が、10月28日(火)〜2026年2月8日(日)に開催される。
開館以来、創設者で初代館長・松岡清次郎のコレクションのみで展示を行っている松岡美術館。陶磁器、日本画、西洋絵画、現代彫刻、古代東洋彫刻、古代オリエント美術といった多彩な美術品が楽しめる美術館だ。
1894(明治27)年、築地生まれの松岡清次郎は、貿易商として22歳で独立し松岡商店を設立。20代半ばより書画骨董品の収集を始め、倉庫業や不動産業など事業を広げる傍ら、半生をかけて2400点あまりの美術品を蒐集した。80歳を迎える頃、「優れた美術品を一般に公開し、学術的にも価値あるものは研究に活用してもらいたい」と美術館の設立を決意。1975年、新橋日比谷通りに面した松岡田村町ビル内に開館した。1989(平成元)年、95歳で他界したのち、その遺志が継がれ、2000年、白金台(東京都)の私邸跡地に現在の美術館が新設された。
モイーズ・キスリング《ブルターニュの女》1927年
同展では、中国・ドイツ・イタリアの陶磁器をはじめ、白金台移転後に紹介する機会のなかった作品も併せて展示される。松岡は晩年、日展や院展などの団体展を毎年のように訪れ、若手作家の作品を買い上げた。今回は1970〜80年代に制作された生命感や情感豊かな日本の人物画を紹介する。また、日本で海外のオークション会社による競売が行われた1980年にマルク・シャガールやマリー・ローランサンら18点を落札。今回はそのうち13点を公開する。
マリー・ローランサン《帽子をかぶった少女》1924年頃
海外オークションや国内外の美術展に足繁く通い、数多の美術品から自身の眼でこれぞという作品を選んだ松岡清次郎。言い換えれば、アートに呼ばれたかのようでもある。鑑賞者のあなたがどんな作品に“呼ばれる”かも楽しんでみてはいかがだろうか。
<開催概要>
『開館50周年記念わたしを呼ぶ《アート》古代エジプトの棺からシャガールまで』
会期:2025年10月28日(火)〜2026年2月8日(日)
会場:松岡美術館
時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜(祝日の場合翌平日休)、12月29日(月)~1月5日(月)
料金:一般1,400円、25歳以下700円
松岡美術館 公式サイト: https://www.matsuoka-museum.jp/
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