『住友春翠―仕合せの住友近代美術コレクション』泉屋博古館東京で 芸術家を支援し文化を育んだ第15代当主の美意識を見つめ直す

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『住友春翠―仕合せの住友近代美術コレクション』泉屋博古館東京で 芸術家を支援し文化を育んだ第15代当主の美意識を見つめ直す


2026年8月29日(土)より、泉屋博古館東京では、『住友春翠―仕合せの住友近代美術コレクション』が開催される。現在の住友グループの基礎を築いた住友家第15代当主・住友吉左衞門友純(ともいと)(号:春翠、1864-1926)の没後100年を記念して、彼が関心を寄せた近代美術を紹介する展覧会だ。

『住友春翠―仕合せの住友近代美術コレクション』泉屋博古館東京で 芸術家を支援し文化を育んだ第15代当主の美意識を見つめ直す

香田勝太《春秋草花図》右隻大正6~7年頃(c.1917~18)泉屋博古館東京
太政大臣になることを許された公家の家系・清華家の徳大寺家の第五子として生まれ、明治25年に婿養子として住友家に入った春翠は、翌年家督を継承すると、住友家の家業に取り組む一方、美術収集にも力を注いだ。明治30年、約8か月にも及ぶ欧米視察で企業経営の実態や実業家による社会貢献のあり方を学んだ春翠は、その6年後、第5回内国勧業博覧会の協賛会会長・評議員として博覧会の成功に尽力。その後はシカゴの実業家マーシャル・フィールドの美術館寄付に感銘を受け、大阪図書館(現・大阪府中之島図書館)の建設費や図書購入基金の寄付を行っただけでなく、大阪美術館の設置を構想し、美術館への寄贈を見据えて文展や巽画会などの展覧会出品作を集中的に購入した。

『住友春翠―仕合せの住友近代美術コレクション』泉屋博古館東京で 芸術家を支援し文化を育んだ第15代当主の美意識を見つめ直す

重要文化財 板谷波山《葆光彩磁珍果文花瓶(ほこうさいじちんかもんかびん)》大正6年(1917)泉屋博古館東京
春翠はこの時期、須磨別邸や大阪・茶臼山に建設した自宅近代和風建築を飾るための美術収集も積極的に行っている。春翠の公私に及ぶコレクションの構築は、画家の支援や社会への文化的還元という志向につながっていた。

『住友春翠―仕合せの住友近代美術コレクション』泉屋博古館東京で 芸術家を支援し文化を育んだ第15代当主の美意識を見つめ直す

藤島武二《幸ある朝》明治41年(1908)泉屋博古館東京
同展では、春翠が留学資金を援助した鹿子木孟郎ほか、彼が支援した同時代の作家や支援団体、さらに晩年席画に興じた気心の知れた画家たちなど、彼が交流し、支援した同時代の芸術家たちの作品を、当時のエピソードとともに紹介する。
春翠と作品とのめぐり合わせ(=仕合せ)を通じて、彼の美意識を見直すとともに、収集の背景や時代性といった視点から、住友コレクションの形成史を再考する機会となっている。<開催情報>
『没後100年記念住友春翠—仕合せの住友近代美術コレクション』

会期:2026年8月29日(土)〜2026年10月12日(月・祝)
[前期]2026年8月29日(土)〜2026年9月23日(水・祝)
[後期]2026年9月25日(金)〜2026年10月12日(月・祝)
※会期中展示替えあり
会場:泉屋博古館東京
時間:11:00〜18:00(※金曜日は~19:00)、入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜、9月24日(木)※9月21日(月・祝)、9月22日(火・休)、9月23日(水・祝)、10月12日(月・祝)は開館
料金:一般1,500円、学生800円、18歳以下無料
公式サイト:
https://sen-oku.or.jp/tokyo/

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