くらし情報『「映画館で作品を観ていただけると確信しています」成島出監督と吉永小百合が語る『いのちの停車場』』

「映画館で作品を観ていただけると確信しています」成島出監督と吉永小百合が語る『いのちの停車場』

成島出監督と吉永小百合


吉永小百合が主演を務める映画『いのちの停車場』が公開されている。本作は、在宅医療の現場で活動する医師たちと、彼らが出会う患者たちの交流や、そこで生まれる信頼のドラマを描いた作品で、細部に渡って“映画館で観たくなる”表現や作り手たちの想いがふんだんに盛り込まれている。

本作の製作総指揮を務め、先ごろこの世を去った元東映グループ会長・岡田裕介の提案で、プロデューサー陣は吉永が医師を演じる企画を動かしはじめ、その中で現役の医師・南杏子の小説にたどり着いた。「この物語はまっすぐに生きている人たちのことを描いた作品で、それは今のほかのいろんな作品を見回してみてもユニークな部分かもしれないと思っています」と吉永は分析する。

本作で彼女が演じる白石咲和子は、長年に渡って救命救急医として活動していたが、ある出来事をきっかけに帰郷。金沢で父と暮らしながら、在宅医として再出発する。咲和子が勤務することになった診療所は近隣の5人の患者だけを訪問で見る小さな院で、医者が"命を救う”のではなく、患者の生き方を尊重し、彼らが"よりよく生きる”ための治療を行っている。新しい環境に驚きながら、咲和子は院長の仙川(西田敏行)

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