2021年7月26日 18:00
小西遼生×瀬戸カトリーヌが語る、ミュージカル『ピーターパン』の魅力とは?
――瀬戸さんのダチョウ役、とても楽しみです(笑)。改めてこの『ピーターパン』という作品の見どころや、なぜ愛され続けているのかを教えてください。
小西:芝居としても、まずすごく良い戯曲ですよね。演出家によって、色を変えることができて、幅広い人に楽しんでもらえるから。
森さんも稽古初めに言っていましたけど、全シーンが見どころなんです。これはもう原作者のバリさんが、子どもの頭の中でしか発想しえないような世界観を描きつつ、それを客観的に見ているバリさん自身の大人の観点も入っていて。それが、大人が見ても子どもが見ても、しかも何回見ても楽しめる理由なのかなと思います。
瀬戸:やっぱり音楽が素晴らしいなと思って。
ミュージカルは見終わった後に、何か口ずさめるものが名作と言われると思うんですけど、『ピーターパン』は、「クックゥー!ククー!」とか言いたくなりますよね。
小西:びっくりした、突然大きな声出したから(笑)。
瀬戸:ごめんなさい(笑)。そういう、ついつい口ずさみたくなるような名曲がそろっていることが魅力の一つだと思います。
私は過去に2回出演させていただいていますが、演出家が変わる度に、同じ作品とはいえ、セットから何から違うものになりますよね。