くらし情報『【レポート】NODA・MAP新作『正三角関係』で、松本潤が13年ぶりに舞台に立つ』

【レポート】NODA・MAP新作『正三角関係』で、松本潤が13年ぶりに舞台に立つ

物語のキーを握る人物でもあり、目立つわけではないがしっかりとそこに居る、影響を及ぼしている、という存在の仕方は、野田の永山に対する強い信頼感ゆえだろう。

【レポート】NODA・MAP新作『正三角関係』で、松本潤が13年ぶりに舞台に立つ

NODA・MAP第27回公演『正三角関係』 (撮影:岡本隆史)
さらに三男の在良を演じたのは、21年の『THE BEE』以来のNODA・MAP参加となる長澤まさみ。聖職者としての清らかさと苦悩を体現する一方、父殺しの要因となった女性グルーシェニカ役では、妖艶さと奔放さで親子を惑わし、両極にあるふたつの役どころを見事に演じ分けて見せた。


【レポート】NODA・MAP新作『正三角関係』で、松本潤が13年ぶりに舞台に立つ

NODA・MAP第27回公演『正三角関係』 (撮影:岡本隆史)
同じくふた役に挑んだのは、父・兵頭と盟神探湯検事演じる竹中直人。強欲な兵頭と田舎出身の冒頓とした検事という、こちらも真逆の役どころだが、瞬時の入れ替わりが圧巻かつ、笑いをもたらす場面もあり、まさに竹中のハマり役と言える。またウワサスキー夫人演じる池谷のぶえも、これまたぴったりの役どころ。かわいらしさと残酷さは紙一重である。

兄弟三人の三角関係。親子と恋人の三角関係。それぞれの関係性が揺らいだ時……。その行く末は――プラチナチケットとはなるが――ぜひ劇場で目撃してもらいたい。

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