まもなく開催!『Watanabe Actors Star Fes』出演の井内悠陽オフィシャルインタビュー到着
「やっていてよかったな」とようやく感じることができました。当時は演技にしか興味がなかったのに、演技ではないレッスンのほうが多く感じていて。特に、ダンス&ボーカルスクールに通っていたときは、平日は学校が終わったら遅くまでレッスンをして、土日も一日中レッスンをするという日々だったので、俳優になるために映画を観たりする時間もつくれなくなってしまったんです。そのレッスンも事務所の方や学校の先生から言われて受けていたものだったのですが、当時の僕には、「これはなんのためになるんだろう、僕は俳優をやりたいのに」という気持ちも少なからずありました。終わってから気づけることがあるとよく聞きますよね。それを今まさに実感していて、振付を覚えるのがちょっと人より早くなったかもとか、見せ方の引き出しが増えていたりというのは、その時の経験があったからなんだなと感じています。
──そういった期間で、気持ちが腐ってしまうことはなかったんですか?どのように乗り越えてきたんでしょうか。
何回もありました。
やりたいことと実際学んでいることが違うという気持ちで、体と心のバランスが崩れているなと感じる時期もありました。それを乗り越えられたのは、周りの人たちのおかげでしたね。