くらし情報『厳選した古代メキシコの至宝約140件を公開 特別展『古代メキシコ』6月16日より開催』

2023年5月24日 11:30

厳選した古代メキシコの至宝約140件を公開 特別展『古代メキシコ』6月16日より開催

《赤の女王のマスク・冠・首飾り》マヤ文明、7世紀後半 パレンケ、13号神殿出土 アルベルト・ルス・ルイリエ パレンケ遺跡博物館蔵 ©Secretaría de Cultura-INAH-MEX. Foto: Michel Zabé


16世紀にスペインから侵攻を受けるまで、3000年以上にわたって独自の文明を花開かせてきたメキシコ。なかでも代表的な3つの文明「マヤ」「アステカ」「テオティワカン」に焦点をあてた大規模な古代メキシコ展が、上野の東京国立博物館で、6月16日(金)から9月3日(日)まで開催される。

マヤ文明は、紀元前1200年頃から広範な地域に栄え、暦や文字など高度な知識を有する王や貴族が中心となって、交易と戦争を繰り広げてきた文明だ。一方、テオティワカン文明は、紀元前1世紀から後6世紀まで、メキシコ中央高原に栄え、大ピラミッドを擁する巨大な計画都市を築いた文明である。この中央高原では、のちの1325年にアステカ文明が首都テノチティトラン(現メキシコシティ)を築き、軍事力と貢納制度を背景に繁栄を謳歌した。

いずれの文明の人々も、火山の噴火や地震、干ばつなど厳しい自然環境のなか、神に深い信仰を捧げ、ときには畏怖しながら、大神殿や墳墓などの壮大なモニュメントを築いてきた。同展は、人々が神と自然に捧げた祈りに注目し、多様な環境から生み出された独自の世界観と造形美を紹介することで、古代メキシコ文明の奥深さと魅力に迫る試みである。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.