在宅医療チームに密着! 『人生をしまう時間』が満足度第1位に
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「ぴあ」調査による2019年9月20日、21日公開のぴあ映画初日満足度ランキングはドキュメンタリー映画『人生をしまう時間(とき)』が第1位になった。本作は患者と家族に向かい合い、最後の日々を一緒に過ごす在宅医療チームに密着した作品で「これほどまでに人の人生に真正面から向き合った映画はないのでは」と熱く語る観客もいた。
本作が追うのは埼玉県新座市の堀ノ内病院に勤める小堀鴎一郎と、志を共にする医師や看護師、ケアマネージャーたち。彼らは“ひとりの人生の終わりに医療に何ができるのか?”を問いかけながら人生の終わりに立ち会っていく。映画はテレビのドキュメンタリー番組を基に新シーンを加えたもので、小堀医師らに200日間密着して作品を完成させた。
公開初日の劇場には「番組を見た」と話す人もいて「テレビで見たときは辛い気持ちになったが、映画館の大きなスクリーンで観ると現実的に感じた」「映画には別の家族の深い話が出てきたので観に来てよかった」という声があがった。
また人生の最後を描いた作品だけに「すぐに感想を言うのは難しい」と語る人も多かったが、そんな中でも「実話なのですごく胸に迫ってくるものがあった」