伝説のパンク監督アレックス・コックスの作品が新宿に集結!
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熱狂的なファンを数多く持つアレックス・コックス監督の作品を集めた特集が、新宿 K’s cinemaで開催されている。全キャリアに渡って権威に抗い、弱い者の声に耳を傾け、観る者に衝撃を与える強烈な作品を次々に手がける彼は、しばしば“パンク監督”と呼ばれてきた。
英国で生まれ、オックスフォード大学、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)などで学んだコックス監督は、1984年にパンク青年が闇ビジネスに手を染めていく様を描いた衝撃作『レポ・マン』で監督デビューを果たし、カルト的な人気を得た。その2年後にはセックス・ピストルズのベーシストとその恋人の破滅的な人生と愛のドラマを描いた傑作『シド・アンド・ナンシー』を発表。その人気を不動のものにした。
しかし、パンク精神を貫くコックス監督は、商業映画の世界とは距離を置き、アメリカを離れてメキシコ、香港、東京など活動エリアを拡大しながら新作を撮影。マカロニ・ウェスタンにオマージュをささげた『ストレート・トゥ・ヘル』や、永瀬正敏、田口トモロヲもキャストとして出演する『スリー・ビジネスメン』、B級映画の帝王ロジャー・コーマンとタッグを組んで製作した『サーチャーズ2.0』など刺激的な作品を発表。