ベテラン女優の木野花、18年ぶり“月影花之丞”に「気持ちはリベンジ」
明るく笑い飛ばせるお芝居なら、月影しかない。探り探りのチャレンジですが、月影花之丞は演劇の神様に愛されたキャラクター。祈りの思いを込めて成功させたい」と意気込みを語った。
18年ぶりに月影花之丞を演じることになる木野は「よもや、もう1度演じられるとは思っていなかった」としみじみ。「正直“しめたっ”と思いました。初演、再演とやり残し感がとてもあって。気持ちはリベンジ」と意気込む一方、「いのうえさんのダメ出しが、情け容赦なく私に襲い掛かってくる(笑)。段取りもどんどん厳しく増えていくので、毎日泣きたいです」とも。
それでも「ほぼ全編笑いですけど、根底には演劇愛、そして劇団の力がある。深いなと思うセリフもあるし、このバカバカしい芝居を命がけで本気出したら、いいものになるんじゃないかなと思う」と期待を寄せていた。
稽古場での苦労を語る木野の言葉に乗じて、古田は「混沌とした稽古場です(笑)。木野先生がまったく段取りを覚えられないんで!書いていないセリフを言い出すし、あれ、どういうつもりなんですか?」と苦笑い。「くだらないことを一生懸命考えておりますので、ぜひ皆さんもガッカリしに劇場に来ていただければ。