くらし情報『新国立劇場『白衛軍』上演に向け、翻訳・小田島創志&演出・上村聡史のメッセージが到着』

新国立劇場『白衛軍』上演に向け、翻訳・小田島創志&演出・上村聡史のメッセージが到着

(前列左から)大鷹明良、前田亜季、村井良大、大場泰正、内田健介(後列左から)石橋徹郎、小林大介、上山竜治、池岡亮介、前田一世


新国立劇場 2024/2025シーズン 演劇『白衛軍 The White Guard』の上演に向け、翻訳を務める小田島創志と演出を手がける上村聡史によるメッセージが到着した。

『白衛軍』は、20世紀ロシアを代表するウクライナ出身の作家ミハイル・ブルガーコフの代表作で、1918年の革命直後のキーウを舞台に、時代に翻弄されるひとつの家族を描いた作品。1924年に小説として発表され、1926年に作家自身が戯曲『トゥルビン家の日々』としてモスクワ芸術座で上演すると、「第二の『かもめ』」と評され成功を収めた。

小説発表からちょうど100年を迎える今年、新国立劇場では2010年に英国のナショナル・シアターで上演されたアンドリュー・アプトン版に基づき上演。この『白衛軍』は、実はブルガーコフの自伝的要素が色濃く反映されており、実際彼も白衛軍に軍医として従軍していた。この物語で描かれる内戦の混乱は、今ウクライナで起きていることに地続きでつながっており、まさに今、時宜を得た公演といえるだろう。

小田島はアプトン版の台詞の強度やリズムの良さを、どう日本語に移植するか葛藤していることを明かしつつ、「約100年前のキーウに生きる人々の何をブルガーコフが描こうとしたのか、彼がウクライナやロシアをどう捉えていたのか、解釈する努力も放棄できない。

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