森公美子、朝夏まなとらが演じる『天使にラブ・ソングを』が開幕
日本初上陸の2014年、そして再演の2016年と、底抜けにハッピーな世界観で観客の心を鷲づかみにしたミュージカル『天使にラブ・ソングを ~シスター・アクト~』。カーテンコール後の客席から「最高に楽しかった!」という声があふれるように聞こえてきた本作が、11月15日に東京・東急シアターオーブで再々演の幕を開けた。
物語は、クラブ歌手・デロリスが殺人事件を目撃したことから始まる。重要証人であるデロリスはギャングのボスに命を狙われ、カトリック修道院に身を隠すことに。ある日、修道院の聖歌隊の歌があまりに下手なのを耳にしたデロリスは、クラブ歌手として鍛えた歌声を活かして聖歌隊の特訓をすることになり……。
大ヒット映画『天使にラブ・ソングを…』は、主演ウーピー・ゴールドバーグの名を世に知らしめたミュージック・コメディだが、そのウーピー本人がプロデューサーとして舞台化を手がけたのがこのミュージカル。映画から大きく変わった点は、アラン・メンケンが音楽を担当したことだ。『アラジン』や『美女と野獣』などディズニー映画で知られる彼が、ゴスペル、聖歌、ソウル、ロカビリーなど新たに書き下ろしたナンバーは、劇場を熱狂と興奮の渦に巻き込み作品世界を掘り下げるものに。