2024年1月10日 21:00
ベボベ×グランジ遠山のトークコーナーも 『新春ベースボールちゃん祭り』オフィシャルレポート
を並べた。堀之内のオーディエンスに対するサービス精神とバンド愛が凝縮された3曲だったと思う。
堀之内大介(Ds,Cho)
トークブースに戻ったメンバーは、ここでオーディエンスに吉報を届ける。2月28日に6曲入りのミニアルバム『天使だったじゃないか』のリリースと、3月から6月にかけて本作を携えた全17本の全国ツアーの開催が決定。そして、ラストのセクション4では、『天使だったじゃないか』から「夕日、刺さる部屋」が初披露された。
小出はトークの中で新作について「自分たちが原点の部分で影響を受けていた80年代から90年代のギターポップと向き合って作ってみた。サウンドの質感がこれまでの作品とかなり違う」と語っていたが、その言葉通り「夕日、刺さる部屋」は懐かしくもフレッシュなブリットポップの匂いと、二度と戻らない誰かのあの日、あるいは誰かの今日、という青春の輝きと陰影を濃密に閉じ込めたような楽曲だった。
続いて、恐縮しきりの遠山を小出がステージへいざなう。
遠山がボーカルをとるこの日だけの「どうしよう」が実現。初々しさの塊のような遠山の歌唱と、いつにも増して丁寧で優しいBase Ball Bearのアンサンブルの交わりがなんとも微笑ましかった。