菅田将暉、主演作『糸』で父性に目覚める 共演は3度目となる小松菜奈
中島みゆきが1998年にリリースした同名人気楽曲をモチーフにしたラブストーリー『糸』の完成報告会見が8月11日、都内で行われ、ダブル主演を務める菅田将暉と小松菜奈、メガホンをとった瀬々敬久監督が出席した。
平成元年生まれの男女を主人公に、激動の平成史を背景にしたふたりの18年間にわたる運命的な愛の軌跡を映し出す。北海道、東京、沖縄、シンガポールなど大規模ロケが敢行された。
当初は4月に封切られる予定だったが、緊急事態宣言を受けて、公開が約4カ月延期された本作が、ついに8月21日に全国公開されることに。菅田は開口一番「うれしい」と喜びを示し、「このタイミングで公開されるのも、ひとつのめぐり合わせ。この4カ月間は『なぜめぐり合うのか、いつめぐり合うのか』という歌詞通りの日々だった」としみじみ。また、「今の時代は人と出会い、対面して話せることに価値があるじゃないですか。映画を見ながら(コロナ禍以前の)過去を思い出した」とも語った。
本作では父親役に初めて挑戦し「最初は自分にできるのかと思った」と回想。それでも「ご一緒した娘役の子役さんが、僕をお父さんにしてくれた」と“父性”に目覚めたと明かすと、小松も「菅田さんはずっとお子さんを『かわいい、かわいい』と言っていた」