【おとな向け映画ガイド】村上春樹原作、カンヌ映画祭脚本賞受賞『ドライブ・マイ・カー』、R15+指定の“カイジュウ”映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』をご紹介。
【おとな向け映画ガイド】
村上春樹原作、カンヌ映画祭脚本賞受賞『ドライブ・マイ・カー』、R15+指定の“カイジュウ”映画『ザ・スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結』をご紹介。
ぴあ編集部 坂口英明
21/8/8(日)
平辻哲也さんの水先案内をもっと見る(https://lp.p.pia.jp/shared/pil-s/pil-s-21-01_5d7b12e8-b4b8-447f-9670-fa493cf1c817.html)
伊藤さとりさん(映画パーソナリティ)
「……登場人物たちが徐々につながり合い、刺激し合って変化していく光景が美しくさえ感じる。……」
伊藤さとりさんの水先案内をもっと見る(https://lp.p.pia.jp/shared/pil-s/pil-s-21-01_c85024b8-2c25-483e-9148-33211477eff0.html)
(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
悪のドリームチーム! 『ザ・スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結』
えっ?これがおとな向き? と思われるかもしれません。もう全編荒唐無稽、ブラックだし、ばんばん人も殺されます。まじめにバカやってます。はじけるようにポップでわくわくします。やんちゃな心を失っていないおとなの人向けの映画、なのです。R15+、子どもは観られません。
大ヒットした前作『スーサイド・スクワッド』の続編作りを依頼されたのはジェームズ・ガン。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』という、銀河のけったいなはみだし者たちが大暴れする、マーベル映画でもカルト的な人気作品を手がけた鬼才の起用です。今回は初のDC映画ですが、さすが、といいますか、期待に応え、いやそれ以上の破天荒ぶりです。
世界を揺るがす悪に対抗するため、全員終身刑の身という「”極”悪党」たちが、米政府により、超法規的処置で集められます。うまくいけば減刑、そむけば頭に埋め込められた爆発物が作動して……お約束は今回も同じ。彼らのミッションは、その名も「カイジュウ計画」、謎の巨大怪獣に立ち向かいます。その怪獣のなんとおぞましいこと。日本の怪獣映画好きのジェームズ・ガンらしい内容です。
集められたのは、おなじみのハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)や、スーパーマンを半殺しにしたブラッドスポート(イドリス・エルバ)ほか。
それぞれのキャラクターと得意技は笑っちゃいます。ネズミをあやつるラットキャッチャー2、水玉模様のキャラのポルカドットマン、そして極めつきはサメ男キング・シャーク。声を担当しているのは、あのシルヴェスター・スタローンです。
アメコミ選抜、悪のドリームチームを組織する政府の司令塔はアマンダ(ヴィオラ・デイヴィス)。彼女とそのスタッフの動きは相変わらずサスペンスフルですが、コミカルな味つけがされていて、これもノリがいいんです。
前作よりもパワーアップ。全く新しい”スースク”です。とにかく「面白かったあ!」という言葉が口をついてでて来ること必至。
後で頭をかかえちゃうなんてことは決してない、痛快無双の1本です。
(C)2021 WBEI TM & (C)DC
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